ブリングワン会計事務所
株式会社ブリングワン

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税務調査(赤字法人の調査)

国税庁が発表している法人税の実地調査から赤字法人への調査状況です。

赤字法人には税務調査がこないと思っていませんでしたか?

全体の約75%を占める赤字申告法人の中には、税負担を逃れるために故意に赤字に仮装している法人もあることから、赤字申告法人に対しても積極的に調査を行っているようです。(赤字法人の実地調査割合は、約45%。調査件数は17,686件。)

調査の結果、赤字から黒字に転換した件数は1,618件、153億円を追徴課税。調査した法人の9.1%の法人が、実際は黒字であるにもかかわらず赤字申告をしていたことになります。なお、更修正割合は64.9%になっています。

 

赤字申告法人に対する実地調査(法人税)の事績(税務署所管法人及び調査部所管法人)
事務年度 22 23 前年対比 (参考)全国に占める割合
項目
件数 実地調査件数 1 14,055 17,686 125.8% 32.0%
更正・決定等の件数 2 9,506 11,480 120.8% 30.4%
不正のあった件数 3 3,237 3,706 114.5% 29.2%
黒字に転換した件数 4 1,421 1,618 113.9% 27.1%
増加所得等 増加所得金額 百万円 5 351,796 237,839 67.6% 39.0%
不正所得金額 百万円 6 56,234 46,364 82.4% 30.9%
増加税額(加算税を含む) 百万円 7 22,357 15,341 68.6% 43.1%
分析 更正・決定等の割合(2/1) 8 67.6 64.9 -2.7
2のうち、不正のあった割合(3/2) 9 34.1 32.3 -1.8
黒字に転換した割合(4/1) 10 10.1 9.1 -1.0
更正等1件当たり増加所得(5/2) 千円 11 37,008 20,718 56.0%
不正1件当たり不正所得(6/3) 千円 12 17,372 12,511 72.0%

 

税務調査(不正発見ランキング)

国税庁が発表している法人税の実地調査の状況から不正計算の多い業種ランキングです。

不正発見業種の常連だったソープランドが、平成22年度のランク外から1位に返り咲いています。

よく言われてますが不正計算を行いやすいのは、現金商売です。その理由は、①お客さんが不特定多数であること(お客さんから調べられない。)②支払いが現金であること(隠しやすい。銀行振込等であれば、税務署は入金状況を把握できる。)が大きな理由です。これに該当するのは?ランキングを確認してみてください。

 ■不正計算の多い業種

1位 ソープランド(前年はなぜかランク外)

2位 バー・クラブ(前年1位)

3位 その他飲食(前年4位)

4位 外国料理(前年2位)

 

(参考)不正発見割合の高い業種(小分類)(税務署所管法人及び調査部所管法人)

                           (単位:%、千円)
順位 前年順位 23事務年度 不正発見割合 不正申告1件当たりの不正脱漏所得金額
1 サービス ソープランド 86.5 18,291
2 1 料飲 バー・クラブ 59.0 23,180
3 4 料飲 その他の飲食 35.5 7,331
4 2 料飲 外国料理 35.4 5,827
5 料飲 そば・うどん 35.4 2,851
6 9 料飲 大衆酒場、小料理 32.6 4,986
7 料飲 すし 31.5 1,103
8 6 サービス 廃棄物処理 30.4 6,946
9 料飲 日本料理 30.4 3,397
10 旅館 その他の旅館 29.0 25,971

 

金融機関の対応(金融円滑化法期限到来後)

税理士の木村です。

中小企業金融円滑化法の期限到来後における金融機関の対応についてです。

よくある質問から知っておく3つです。

①円滑化法の期限到来後も金融機関は貸付条件の変更等に応じてくれます。期限到来後も金融機関は貸付条件の変更等や円滑な資金供給に努めることになっています。

②貸付条件の変更等を受けた場合にも直ぐに経営課題を解決することは求められておりません。金融機関は十分な時間をかけて経営課題の解決に取り組むことになっています。

③円滑化法の期限到来後も不良債権の定義が変わることはなく、金融機関の融資態度が厳しくなることはありません。(貸付条件の変更等を行っても不良債権とならないための要件は恒久措置です)

石川県七尾市の青柏祭

税理士の木村です。

石川県七尾市の『でか山』を見てきました。

毎年5月3日から5日は青柏祭(せいはくさい)という祭りが石川県七尾市で開催されています大地主神社(通称:山王神社)の春の例大祭で、各山町から3台の『でか山』が奉納されます。写真はそのうちの2台です。1台はすでに出発してしまいました。。

でか山は高さ12m、重さ20tの日本一大きな山車で3台が狭い町なかを曳き廻されます。

あまり有名ではないですが、結構すごいです!

■でか山

石川県七尾市

商業・サービス業・農林水産業活性化税制

商業・サービス業・農林水産業活性化税制についてです。

認定経営革新等支援機関からアドバイスを受けた個人事業者、中小法人の設備投資を応援する特別な税制措置ができております。ご確認ください。

 

【税制措置の内容】

取得価格の30%の特別償却又は取得価格の7%の税額控除を選択適用

○税額控除は、個人事業者又は資本金3000万円以下の法人のみが選択できます。

○税額控除される額は取得価格の7%又は税額の20%のいずれか低い額となります。

 

【税制措置の対象者】

青色申告書を提出する中小企業者等

 

【適用の要件】

①経営革新等支援機関等からの経営改善に関する指導及び助言を受けていること(当事務所も3月21日付で経営革新等支援機関の認定を受けております。)

②「指導及び助言を受けたことを明らかにする書類」に、税制措置を受けようとする設備が記載されていること

③「指導及び助言を受けたことを明らかにする書類」に記載された設備を実際に取得をして、中小企業者等の営む商業、サービス業等の事業の用に供すること

○本税制措置の対象となる設備は、「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」別表第1の
「建物附属設備」で60万円以上のもの及び「器具及び備品」で30万円以上のものです。
○中古品は対象には含まれません。

【適用対象期間】
本税制措置の適用については、平成25年4月1日から平成27年3月31日までの期間内に本税制措置の適用対象となる設備の取得等をして指定事業の用に供することが必要となります。

■参考 中小企業庁 http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/zeisei/2013/0401ZeiseiKaisei.htm

創業補助金公募(後継者が事業を引き継いだ場合も)

税理士の木村です。

創業補助金の公募についてです。

1月のブログに書きましたが、受給資格者創業支援助成金が25年3月に終了しました。(1月23日のブログ参考 https://bringone.jp/2013/01/23/55/

しかし、また別の形で創業の補助が開始されております。ご確認ください。

 

○地域需要創造型等起業・創業促進補助金

【募集要項】http://www.smrj.go.jp/utility/offer/075939.html

 

第1回募集締切(4月22日)に間に合わない方にも次回公募があります!!

 

【補助内容】

弁護士などの専門家との顧問契約のための費用や広告費等、創業及び販路開拓に必要な経費に対して以下の補助率、補助上限額に基づき補助されます。なお、補助額が100万円に満たない場合は、補助の対象外です。

 補助率

 補助上限額

地域需要創造型起業・創業

 3分の2

 200万円

第二創業

 3分の2

 500万円

海外需要獲得型起業・創業

 3分の2

 700万円

【要件等】

①補助交付希望額の1/2に当たる金額について金融機関から資金調達が見込めることが必要です。(例:補助対象経費合計額 が300万円の場合、補助金交付希望額が200万円、外部資金は100万円となります。)

②認定支援機関による事業計画の策定から実行までの支援を受けることも必要です。 (認定機関とは、経営革新等支援機関の認定を受けている機関を指します。 当事務所も3月21日付で認定を受けております。)

③事業開始日(交付決定日)以降に発生した経費が対象です。

④個人開業・会社設立前、事業開始前に申請をする必要があります。

 

様々な要件などがあり、事前対策が重要となります。お気軽にご相談ください。

「正常先」に入る

税理士の木村です。

金融円滑化法が3月末に終了となりました。そこで金融機関の融資先評価の話です。

金融機関は融資先をまず10段階ぐらいに信用格付けします。

そしてこの信用格付けをもとに、債務者区分といわれる評価が決定されます。

信用格付けが高ければ、債務者区分も上位に分類され正常先になります。

この格付や債務者区分によって、融資の可否、金利、貸出額が決まってしまいます。

「正常先」であれば、融資の際に営業キャッシュフローが黒字で債務償還年数が10年以内というハードルもなく、新規の融資も期待できます。

逆に正常先より下に分類されてしまうと、融資を新規にうけるのはかなり難しくなります。

信用格付の仕組み

評価の段階は3つに分かれます。

第一次評価・・・定量分析(安全分析、収益性分析、成長性分析など決算書だけで点数を付けられます)

第二次評価・・・定性分析(経営者の能力、市場動向、製品開発能力など決算書で見れない部分を評価します)

第三次評価・・・潜在返済能力分析(資産の含み益、オーナーの資産余力、過去の返済状況により評価します)

三段階評価ですが、実は80%が一次評価で終わっています。80%が決算書だけで評価されるということになりますね。

ポイントとなるところを押さえ、「正常先」に入っておくことが融資ではとても重要です。

2013年度税制改正関連法案成立

ブリングワン税理士の木村です。

本日、2013年度税制改正関連法案は参院本会議で可決、成立しました。

内容は1月24日の税制改正大綱の通りです。

所得税の最高税率の引き上げや住宅ローン控除の拡充、相続税の最高税率の引き上げや相続税基礎控除額の減額、企業に雇用拡大や設備投資を促す法人税減税などです。

■1月24日のブログです。→ https://bringone.jp/2013/01/24/107/

■自民党 税制改正大綱 → http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/119752.html

目黒川桜祭り

ブリングワン会計事務所、税理士の木村です。

今年は桜の開花が平年より12日早いようで、1953年に今の方法で統計を取り始めてから2番目の早さだそうです。

毎年目黒川の桜を見に行きますが、今年も早速目黒川に散歩に行きました。

目黒川では、大橋から目黒駅辺りまで約3.8キロの川沿いに約830本のソメイヨシノが植えられています。

中目黒駅周辺はお店も多く、人も多いので祭りという感じです。

写真は目黒駅周辺ですが、そんなに人も多くなく落ち着いて桜を見れます。

個人的には、不動前駅近くにあるかむろ坂の桜も好きです。(目黒川からも近いです。)

おすすめの散歩コースです↓

①不動前駅→かむろ坂→目黒川→目黒駅(約1.5キロ15分から20分位かかります)

②不動前駅→かむろ坂→目黒川→中目黒駅(約3.5キロ40分から50分位かかります)

目黒川桜祭り

経営革新等支援機関として認定されました。

本日、経営革新等支援機関として認定されました。

経営革新等支援機関認定制度とは?

中小企業を巡る経営課題が多様化・複雑化する中、中小企業支援を行う支援事業の担い手の多様化・活性化を図るため、24年8月30日に「中小企業経営力強化支援法」が施行され、中小企業に対して専門性の高い支援事業を行う経営革新等支援機関を認定する制度が創設されました。

この制度は、税務、金融及び企業財務に関する専門的知識や支援に係る実務経験を有する個人、法人、中小企業支援機関等を、国が経営革新等支援機関として認定することにより、経営分析や事業計画策定に係る中小企業による支援機関に対する相談プロセスの円滑化を図るものです。

■中小企業庁HP

http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kakushin/nintei/index.htm

■経営革新等支援機関一覧

http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kakushin/nintei/kikan.htm

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